Post by Yuri Ito
IT Vendor Recruiter at SoftSource
【Security Days Fall 2022備忘録・ノベルティ/Swagトレンド論考】 今月上旬に開催されたSecurity Daysの感想を記します。 Interop論考同様、長々とした文章になってしまいましたが、お時間ある際にぜひお目通しください。 (字数オーバーでいろいろ割愛しました、あっさりめです) ◎Preface 人材紹介会社である我々が出展する際、一番のミッションは「認知度向上」ですが、4日間展示会にフルコミットすることでいっそう学びが深めることが、私にとっての真のミッションでした。 「候補者様」「クライアント企業」というラベルの下でお付き合いしている皆様が、現場でご活躍される姿を拝見できることは稀なので、こういった展示会はテンションが上がります。 以下、勉強中のリクルーター、かつ出展社視点での感想を記します。 ◎出展形態 Interopに引き続き、出展形態は大きく下記3つに分類できるように思えます: ①ブース+セミナー講演 ②ブースのみ ③セミナー講演のみ 素人知見から「やはり展示会にフルコミットする①の形態が最もメイクセンスでは?」と思っていたものの、取材(?)を重ねるうちに、出展目的の違いにより形態が異なっているのでは?という仮説が芽生えました。 より多くのパートナー開拓を目指すベンダーはブースのみでコミュニケーションを盛んにとるのも一つの手ですし、ロゴやソリューションの周知にマーケ予算を割かれるベンダーは講演のみでどかんと目立つのも作戦。従来ネットワーク製品に強い企業様で、「うちはセキュリティも強いんだよ!」とセキュリティの展示会を介しイメージ転換を図るベンダーもいらっしゃって、なるほど展示会出展はリード創出以外にも様々なマーケティングの機能を担っているのだなあ、という学びを得ました。 Macnica×Netskopeや SCSK CorporationとSysdig, Splunk, BioCatchのようなチャネルパートナーとの共同出展はもちろん、FIDO Allianceのような企業をまたぐ組織の出展など、多様性に圧倒されました。 ◎展示会場の模様 交渉も実らず、弊社のブース配置は最もラブを受けられない超絶隅っこでした。客通りが少ないので、他社ブースを訪問し、人通りに関してご状況を確認しておりました。 端っこの民としては①入口付近のブースや②大きい通路付近のブースが羨ましくてたまりませんでしたが、①は「大きな通路に人が吸い寄せられる」、②は「『もうすぐ講演があるから』と話を聞いてもらいづらい」といった課題があるようでした。 JPタワーでの集客ヒエラルキーはどうやら 「その時間の講演>通路側ブース>入口付近ブース>奥まったブース」である模様です。 とはいえ、日頃懇意にしている方々がご多忙の中、合間を縫ってブースにいらしてくださったのはとてもうれしかったです。 ◎セミナー講演の展開 ブース当番の合間にできる限りのセミナーを拝聴するよう努めました。 Interopの備忘録でも申し上げた通り、プレゼン構成はやはりどの講演でも基本形は: A. 脅威のトレンド・顧客課題を提示の上で B. 自社ソリューションがセキュリティエコシステムの中でどこに位置し、どう役に立つのか C. 事例やデモを交えプレゼンテーションする という流れで、40分の尺でどんな展開をされるのか、各ベンダーの違いを楽しんでおりました。 A. で最新情勢を解説の際に、どんな一次史料を引用されるかに注目しておりました。 グローバルな文脈から自社製品のバリューを語る講演では、米政府が発表する既知の脆弱性に焦点を当てたベンダー、GartnerやIDCといったITに強いコンサル会社の市場調査、自社HQがまとめたデータを引用される傾向にあり、一方国内の脅威トレンドにフォーカスする場合は、警視庁のデータを用いるベンダーが目立ちました。 B. に関して、Interopと比較して全体的にゼロトラスト・SASE・XDRなどのバズワードが普及している前提で話が展開されているような印象を受けました。 今回KnowBe4, Snyk, Checkmarx, Orca Securityといった日本で本格始動開始したてのベンダーが多く、しっかりめの自社紹介をされていたような印象です。 また、キーワードはSASEの中でも「SSEとは何か」など定義の深堀り、開発者向けの「DevSecOps」、「IoTセキュリティ」と、多岐にわたる範囲でセキュリティが語られていたところが印象に残りました。 C. に多くの時間を割き、いちエンドユーザーの意思決定ジャーニーにフォーカスされていたBlue Planet-works, Incの講演は、「なぜ他ベンダー・ソリューションではなく、BPwを選ぶに至ったのか?」が浮き彫りにされ、かなり勉強になりました。 変化球なテーマでは、「関ヶ原の戦い」にまつわるアナロジーを用いて脅威やトレンドをご説明されていた日本プルーフポイント株式会社の講演は、歴史好きの多い経営層に深く刺さったのではないかと感じました。 参考までに、実は2週間後同じ会場で催されたDigital Commerce 2022の、Transmit Securityの講演にも立ち寄りました。 同様のプレゼンの流れであったとしても、セキュリティ担当者を聴衆に想定されるSecurity Daysの講演と比較し、ビジネスサイドのオーディエンス向けにライトめの内容だったように感じました。 ◎Swagトレンド Interopと打って変わって、企業ロゴが入ったいわゆるノベルティと同じぐらいの割合で、ECプラットフォームのギフト券やコーヒーショップのドリンクチケット、コーヒーそのものといった「消えもの」が多く、ファンとしてはcollectableが少なく悲しい気持ちでしたが、実際ギフト券はとてもうれしかったです。さすがはITベンダー様、エンドユーザーのお気持ちを酌み取られるのがお上手! ロゴ入りのものの中ではやはりノート、ペンといった文房具が王道のようですが、Arista Networksのエコバッグ、Checkmarxのタオル、Transmit Securityのワイヤレス充電器など「あると助かるもの」も根強い人気です。 ブースが隣接しておりましたnetmoveやonetapともグッズ交換をし、楽しく過ごしておりました。 また、今回はCloudflareのくじ引きでTシャツを当てました!Transmit SecurityのTシャツもコンセプトが「パスワードってダサいな」って感じでイケてますね!部屋着として重宝いたします。 (写真は弊社オフィスにて撮影、少し雑ですみません) ◎Epilogue 弊社通算4回目の出展ですが、私がプロジェクトをランするのは初めてでした。 IT業界は常にテクノロジーのアップデートがあり、業界ステイクホルダーは常に知識をアップデートする必要があります。 商談の妨害のように挨拶に繰り出す者も多く、それゆえリクルーター出禁の展示会が増えてきましたが、できる限り最新の情報収集を頑張りたいです。